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長く愛用していたパナソニックの食洗機NP-TR3が最近故障しました。
給水と排水を繰り返す症状でした。結果、水位センサー部分を掃除したら直ったのですが、また再発した時に備えて作業メモをアップしたいと思います。
パナソニック食洗機NP-TR3の分解方法
症状:給水と排水を繰り返す
給水と排水を繰り返してまったく洗わなくなってしまったのです。電源を入れてスタートを押すと一度タンク内の水を排水して給水。通常であれば除菌ミストの散布が始まるのですが、給水後すぐに排水するような感じでした。で、延々と給水と排水を繰り返します。
パナソニックの修理センターに問い合わせると、水位センサー部分の汚れが原因かもとのこと。であれば、自分でもできるかもということで分解して清掃をしてみました。
修理代が1万円~3万円台。新機種NP-TR8に買い換えると6万円くらい飛んで行くのでダメ元でやってみました。
※2017/02/08現在新機種はNP-TR9になっています。
※2018/02/04現在新機種はNP-TH1になっています。
※2022/01/18現在新機種はNP-TH4になっています。
NP-TR3の分解準備
工具は「プラスドライバー(長め)」と「ラジオペンチ」の2つで間に合いました。
食洗機本体をテーブルに横にするので、バスタオルなどで養生しましょう。
食洗機から水が出る場合があるので、テーブル下にもバスタオル、バケツを置いておくと良いでしょう。
NP-TR3を分解する上での注意点
以降は自己責任でお願いします。分解後メーカーのサポートを受けられなくなる場合があります。故障等しても私は責任を持てませんのであしからず….。
カバーを外した状態では、金属部分に鋭利な部分があります。ケガをしないように気をつけましょう。
![Panasonic-TR3-bunkai015](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai015.jpg)
ネジの種類と数が多いです。ネジを無くさないように気をつけましょう。下の写真は背面のネジと底面を分けて置いています。底面のネジも大体の場所のところに置いて取り付けの時に迷わないようにしました。
![Panasonic-TR3-bunkai016](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai016.jpg)
NP-TR3の分解【1】タンク内の水を抜く
分岐水栓を閉じて、給水ホースを抜きます。で、電源を入れてスタートを押すと排水を始めます。これで大体の水は抜けていますが、少し残っている場合があります。
後工程の【4】の時に下の写真の黒い部分のキャップをラジオペンチなどで外して水を抜きます。バケツのセットをお忘れの無いように。
![Panasonic-TR3-bunkai014](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai014.jpg)
NP-TR3の分解【2】電源・アースを抜く
必ずコンセントから電源・アースを抜いて作業をしましょう。
また本体から給水、排水ホースを抜いて作業をすると捗ります。
![Panasonic-TR3-bunkai017](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai017.jpg)
NP-TR3の分解【3】背面のネジを外す
テーブルの上など作業をしやすい場所に食洗機を持っていき、背面のネジを外します。
![Panasonic-TR3-bunkai002](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai002.jpg)
NP-TR3の分解【4】底面のネジを外して、底面パネルを取る
底面のネジを外します。まず前面の操作パネルまわりの3箇所を外すと作業がスムーズに進みます。
一部、隠れネジがいます。
すべてのネジが外れたら底面パネルは簡単に取れます。もしなかなか底面パネルは外れない場合は隠れネジなど外していないネジがいるかもしれません。
![Panasonic-TR3-bunkai006](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai006-1.jpg)
NP-TR3の分解【5】センサー部分の取り外し
下の写真の真ん中、白いのがセンサーボックスです。これが底面に2箇所ネジ止めされているのでそれを外します。
電源コネクターも外します。
センサーボックスを上から見ると、ネジが2箇所あります。これを外してセンサーボックスを開けます。
![Panasonic-TR3-bunkai009](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai009-1.jpg)
NP-TR3の分解【6】センサー部分の掃除
現実を知っていただきたく、モザイク無しで失礼します。w
![Panasonic-TR3-bunkai010](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai010-1.jpg)
これを見た瞬間、今回故障したことが自分の中で納得、ガッテンでした。
こんなにドロドロなのが小さなセンサーボックス中に入っていたんだったら、そりゃ誤作動をおこしますって。2011年から丸5年使っているので、5年x365日x3回=5,475回分の汚れです。
ネットを見ると5年くらいで故障の報告が多いのですが、ちょうど汚れがピークに溜まるころなんですかね?
ちなみにこの汚れ、千と千尋の神隠しに出てくる「お腐れ様」を思い出しました。w
綿棒とティッシュで「お腐れ様」を拭き取るとこんなにキレイになりました。
この作業、案外気持よくて病みつきになります。w
![Panasonic-TR3-bunkai011](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai011.jpg)
![Panasonic-TR3-bunkai012](https://www.tanu-blog.com/wp-content/uploads/Panasonic-TR3-bunkai012.jpg)
キレイになったセンサーボックスを取り付けます。
NP-TR3の分解【7】底面、背面のネジを元通りに付ける
作業【4】の逆を行います。再度言いますがネジの取り付け間違いにはご注意を。
NP-TR3の分解【8】電源・アースをつないで試験運転
緊張の一瞬です。いつも使っているモードで試験運転をします。私の場合は一発で直りました。
妻とともにガッツポーズが出た瞬間でした。w
まとめ:とにかくこまめに掃除メンテナンスが重要
これからは掃除メンテナンスに気をつけます。パナソニックの食洗機クリーナーが良いとの評判です。
数日食洗機を使わない生活を送りましたが不便極まりない状況だったので大事に使っていきたいと思います。
直らなければ、新機種の購入を
修理しても数年でダメになるなら思い切って新機種を購入されてみるのも良いかと思います。